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【10月31日 AFP】これまで地球温暖化の影響をあまり受けていないと見られていた南極でも、
氷の融解が進んでいるとの研究結果が、30日の英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス
(Nature Geoscience)」に発表された。

今回の研究では、両極での気候変動は自然によるものではないとの確固たる証拠が
示されている。

これまでの研究では、過去1世紀の間に北極の気温は地球全体の平均の約2倍上昇し、
同地域の海氷が激減して生態系が破壊されてきたことがはっきりと示されている。

「一方、これまで十分なデータがなかったため、南極ではそのような状況は把握されて
いなかった」と、論文の共著者で英イーストアングリア大学(University of East Anglia)
教授のAlexey Karpechko氏は述べている。

今回は、これまでの研究で行われていたように南極および北極の全体を網羅するのではなく、
正確な観測データが得られた地点を格子状に結んで研究を行った。

これにより、気候モデルがより精密になり、産業による温暖化ガス排出の影響と大気の
オゾン層減少を考慮に入れなければ、20世紀に観測された気温変化は起きなかった
可能性があることが示された。(c)AFP

記事引用元:AFP BB News(http://www.afpbb.com/)2008年10月31日 18:44 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2534186/3484305
 

 

普通の風邪の根本的治療につながる新知見が、カナダおよび米国の研究チームにより報告された。
普通の風邪は、どこにでも存在するヒトライノウイルス(HRV)が原因だといわれてきたが、実はこの
ウイルスが鼻水、くしゃみ、咳(せき)などの不快な症状を引き起こしているわけではなく、ウイルスに
よってヒトの体内の遺伝子活性が変化し、それによって症状が引き起こされるのだという。この知見は、
米医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(呼吸器・クリティカルケア医学)」
11月号に掲載された。

一般的な風邪の30~50%はHRVが原因であるとされ、喘息などの症状を増悪させることもある。
「誰もが風邪には特に害はないと考えており、実際そうなのだが、喘息、気管支炎、肺気腫などの下気道
疾患がある人の場合には、風邪のウイルスが急性発作の引き金となり、生命にかかわることもある」と、
研究チームの1人、カナダ、カルガリー大学のDavid Proud氏は述べている。

今回の研究では、35人のボランティアにHRVまたは偽ウイルスのいずれかを注入し、感染前および
感染後に鼻上皮から擦過検体を採取した。DNAのマイクロアレイ分析の結果、感染後8時間では
遺伝子変化は認められなかったが、2日後には約6,500の遺伝子に変化がみられ、活性が亢進する
ものもあれば鈍くなるものもあった。ウイルスの存在による影響が特に大きかったのは、気道炎症の
一因となる抗ウイルス蛋白(たんぱく)および炎症性化学物質を作る遺伝子であったという。
また、最も活性の高かった抗ウイルス蛋白viperinの値は細胞内で2倍以上となり、HRVの複製が
viperinによって妨げられることも示された。

「これは、人体がウイルスから身を守るメカニズムとしてこれまで知られていなかった部分である」と
Proud氏は述べ、この知見が2通りの風邪の治療法につながるとしている。その1つは、症状を引き起こす
炎症性遺伝子を特定し、その活性を阻害する方法、もう1つはウイルスとの戦いを助ける鍵となる分子を
特定し、その分子の能力を上げたり、外部から補ったりする方法だという。なお、この研究には、
米バージニア大学およびP&G社の研究チームが参加している。

医学誌「Journal of Infectious Diseases(感染症)」11月15日号に掲載された別の研究では、小児の
肺感染症による入院の主な原因となる呼吸器合胞体ウイルス(RSV)が、症状が治まった後も体内に
残り続けることが判明した。このことが喘息などの慢性気道疾患の原因となるとも考えられ、新しい
治療標的となる可能性もあると米テキサス大学サウスウェスタン・メディカルセンター(ダラス)の
研究グループは述べている。

Yahoo!ヘルスケア(http://health.yahoo.co.jp/
http://health.yahoo.co.jp/news/detail/?idx0=w20810311

 

大量の雨が狭い範囲に短時間降る「ゲリラ豪雨」を予測できる新システムを気象庁気象
研究所が開発した。

現状より地域を10倍細かく分けて分析、1999年の東京都練馬区の豪雨について発生前の
情報だけで再現するのに成功した。同庁は今後、予報に導入したい考えで、今年夏に
神戸市の都賀川や東京都豊島区で起きたような増水事故の防止に役立つと期待される。

現在の天気予報は、雨量や風向きなどの情報を20キロおきに、最短で1時間ごとに
読み込んでいる。長さ数キロの積乱雲が突如出現する様子を表せず、ゲリラ豪雨の
予測は無理だった。

川畑拓矢主任研究官らは、2キロおきに細かく計算するシステムを開発。
ドップラーレーダーでとらえた風の向きと強さ、地域気象観測システム(アメダス)の気温、
全地球測位システム(GPS)による水蒸気の情報を1分~10分ごとに入力、局所的な
天気の変化も予測できる。

99年7月21日午後に練馬に降った豪雨を、当日の2~3時の気象情報を使って分析
したところ、10分あたり15ミリを超える雨が3時半~4時10分に降ると推定され、観測と
一致した。

ただ、新システムは現在の100倍以上の計算量が必要で、予報に活用するには
コンピューター能力を大幅に増強する必要がある。

記事引用元:YOMIURI ONLINE(http://www.yomiuri.co.jp/index.htm)2008年11月2日09時08分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081102-OYT1T00167.htm

<ウェブ検索は中高年の脳を活性化する、米大研究>

【10月16日 AFP】パソコンでのインターネット検索が中高年の脳を活性化するとの研究結果が、
老年精神医学誌『American Journal of Geriatric Psychiatry』の最新号に掲載された。

研究を行ったのは米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California in Los
Angeles、UCLA)のチーム。研究の結果、ウェブ検索行為で脳中枢が活性化し、脳機能が
刺激されるためとみられ、脳機能が向上する可能性があることも分かったという。

実験は、神経学的に正常な55歳から76歳までの被験者24人を対象に行われた。被験者の
半数はインターネット検索の経験があるグループ、残りの半数はネット検索の未経験者の
グループだ。

被験者は脳回路の変化を記録する機能的磁気共鳴画像(fMRI)診断装置を装着した状態で、
ネット検索と読書を行った。その結果、ネット検索と読書の両方の行為で、全員に脳血流の
変化がみられたが、ネット検索においては、検索経験者の脳血流変化は未経験者の2倍を
記録した。さらに経験者グループでは、意思決定や論理思考をつかさどる脳の部位においても
血流の活発化がみられた。

このことから、ネット検索行為は神経回路に大きく影響するとの結論が導き出されたと、
研究を主導したゲーリー・スモール(Gary Small)博士は話す。ただし、インターネットに
慣れていることが前提だという。「ネット検索のように単純で日常的な行為が中高年の
脳活動を向上させるということは、われわれの脳は年老いても学習し続ける能力がある
ということだ」
 
今回の研究から、最新コンピューター技術がもたらす中高年への生理学的有効性が
示唆されたと、スモール博士は期待を示す。またこの研究は、クロスワードパズルなど
精神集中を持続させる複雑な活動が、脳の健康に効果的であることを新たに裏付ける
ものだという。(c)AFP

AFP(http://www.afpbb.com/)2008年10月17日 12:06 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2529416/3435525
 

これまでパルサーは電波を規則正しく放つ天体として知られていたが、NASAのガンマ線
天文衛星フェルミの観測で、ガンマ線の信号しか見せないパルサーが発見された。
似たような天体は数多く隠れている可能性がある。


ケフェウス座の方向約4,600光年の距離にあるCTA 1は、1万年ほど前に起きた超新星
爆発の残骸だ。ガンマ線天文衛星フェルミは、ここに約0.3秒(316.86ミリ秒)周期で規則
正しくガンマ線を地球へ放つ「パルサー」を発見した。

超新星爆発のあとには高密度の天体である中性子星が残されることが多いが、そのうち
1,600個ほどが「パルサー」として観測されている。中性子星は強力な磁場を持ち、磁極の
方向からは電磁波のビームが放たれている。さらに、中性子星は超高速で自転している
ため、電磁波のビームは灯台のように回転することになる。離れたところからは規則正しく
明滅する電磁波の信号(パルス)が観測されるため、パルサーという名前がついた。

これまで、ほとんどのパルサーからの信号は電波観測で発見されていたが、中には可視
光やX線などで光るものも見つかっていた。しかし、CTA 1に発見されたパルサーから検出
されたのは、ガンマ線だけなのである。このようなパルサーが発見されたのは、初めての
ことだ。

フェルミの研究チームによれば、中性子星から放たれるガンマ線は、電波などほかの
電磁波のビームに比べて広がっている。そして、CTA 1のパルサーは地球に対して
ガンマ線だけが届くような角度で自転しているのではないかという。

研究者は、同様の天体は数多く存在すると考えている。今後もフェルミがその威力を発揮し、
新しいガンマ線パルサーを見つけてパルサーの研究に重要な役割を果たすかもしれない。

AstroArts
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/10/21gamma_ray_pulser/index-j.shtml

http://www.astroarts.jp/news/2008/10/21gamma_ray_pulser/position.jpg
超新星残骸CTA 1とパルサーが見つかった位置(中央左寄り)、およびパルサーの想像図。
パルサーの磁力線(青)に沿って動く荷電粒子がガンマ線(紫)を生み出している。

NASA - FERMI Mission: NASA'S Fermi Telescope Discovers First Gamma-Ray-Only Pulsar
http://www.nasa.gov/mission_pages/GLAST/news/gr_pulsar.html

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