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 20歳のころにやせていた男性が10キロ以上太ると、心筋梗塞(こうそく)などの
虚血性心疾患の発症率は、体重の変化が少なかった人に比べ、約2倍になることが、
厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の
大規模調査でわかった。

 調査対象は、全国40~69歳の男女約9万人。調査開始時点での身長と体重、
20歳のころの体重をもとに、10年間の追跡調査を実施、体重を身長の2乗で割った
体格指数(BMI)と虚血性心疾患との関連を調べた。

 期間中に発症した人は518人。男性の20歳の時のBMIが21・7未満とやせ気味
だった人が、その後に10キロ以上太った場合、体重の変化が5キロ以内だった場合
に比べ、虚血性心疾患を2倍発症しやすくなった。

 また、BMI30以上の肥満の男性は、BMIが標準(23以上25未満)のグループに
比べて約1・8倍、虚血性心疾患を発症しやすいことも分かった。

 欧米では肥満と虚血性心疾患との関連は明らかだが、肥満が少ない日本では、
まだはっきりしていない。

 研究を担当した磯博康・大阪大教授(公衆衛生学)は「日本の男性も欧米人と同様、
肥満で虚血性心疾患を発症しやすくなることが分かった。特に20歳の時にやせていた人は、
中年期の肥満に気をつけたほうがいい」と話している。

(2007年8月22日15時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070822i507.htm

 身体を左右独立して動かせるのは、神経回路が脊髄(せきずい)の左右で分離しているためだが、
マウスの成長過程でこの左右「混線」を防ぐたんぱく質が見つかった。
理化学研究所と京都大、産業技術総合研究所の研究チームが24日付の米科学誌セルに発表した。
両手が同時に動いてしまう人間の遺伝疾患の原因解明のほか、がん細胞に伸びる新生血管を
止める新治療法の開発に役立つと期待される。

 理研脳科学総合研究センターの岩里琢治・副チームリーダーらは、ウサギのように両脚をそろえて
跳びはねる突然変異のマウスを発見。脊髄を調べると、運動を制御する神経が正中(せいちゅう)線を
越えて反対側に伸び、身体を左右独立に動かせない状態だった。遺伝情報を解析すると、2番染色体
にある「αキメリン」の遺伝子が壊れていた。

時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007082500031


Rac-GAP α-Chimerin Regulates Motor-Circuit Formation as a Key Mediator of EphrinB3/EphA4 Forward Signaling
Cell, Vol 130, 742-753, 24 August 2007
http://www.cell.com/content/article/abstract?uid=PIIS0092867407009592

ワシントン──男性の勃起(ぼっき)不全治療薬「バイアグラ」に、男性の恋愛感情を高める
可能性があると、米ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームが23日、米生理学会誌に
発表した。バイアグラを投与したラットで、恋愛感情に関連するホルモン「オキシトシン」の
増加が認められたという。

社会行動を調節するホルモンとして知られる「オキシトシン」には、養育や出産のほか、
性的な喜びに関連するとされている。

ウィスコンシン大学のメイヤー・ジャクソン生理学教授が率いる研究チームは、バイアグラの
主成分クエン酸シルデナフィルをラットに投与。その結果、オキシトシンのホルモン・レベルが
上がったという。

ジャクソン教授は、「バイアグラのような薬には、勃起不全に効く以上の作用があるかもしれ
ない」と話し、「この論文を読んだ人々が、私たちの研究をさらに発展させて、他の動物や
人間でも確認してもらいたい」と述べている。

CNN/REUTERS
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200708240023.html

ビタミンDを活性化する酵素、微生物から分離・精製…
医薬品の高効率生産への貢献期待

 産業技術総合研究所(産総研)とメルシャンは23日、微生物からビタミンDを活性化(水酸化)する
酵素を分離・精製することに成功したと発表した。遺伝子組み換え菌による酵素の大量合成も可能で、
骨粗しょう症治療薬など医薬品の高効率生産などに役立つと期待される。

 ビタミンDは、前駆体である7-デヒドロコレステロールが皮膚で紫外線に照射されることで合成される。
肝臓と腎臓でそれぞれ活性化されることで、骨格や歯の発育促進や、カルシウムとリンの腸管吸収促進、
血中カルシウム濃度の調節などの機能を発揮できるようになる。

 活性型ビタミンDは、骨粗しょう症や、副甲状腺機能亢進(こうしん)症、乾癬(かんせん)の治療薬に
使用されている。現在使用されている化学合成による活性型ビタミンDの製造は、コレステロールを
原料に約20の工程を必要とし、しかも原材料の1%程度しか生産できない。特に化学合成では部位
選択的な水酸化反応は容易でなく、高コストの要因となっている。

 最近では、不活性型ビタミンDを活性化ビタミンDへ変換する能力を持つ微生物「シュードノカルディア
属放線菌」による製造法が実用化されている。研究グループは、同菌を培養後に破砕して得た細胞内
タンパク質の混合物から、ビタミンDを不活性化する能力を持つタンパク質(酵素)を分離した。

 このタンパク質のアミノ酸配列を解析して、その情報をもとに、タンパク質をコードするDNA(デオキシ
リボ核酸)を分離。この遺伝子を組み込んだ大腸菌を用いて生産した酵素にも、ビタミンDを活性化する
能力があることを確認した。

FujiSankei Business i. 2007/8/24
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200708240045a.nwc


産業技術総合研究所プレスリリース
不活性型ビタミンDを活性化する酵素を分離
-骨粗鬆症治療薬などの医薬品の高効率生産へ-
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070823/pr20070823.html

はるかかなたの宇宙空間に、銀河や星がいっさい存在しない巨大で空虚な「穴」が
ぽっかりとあいている可能性が強まった。米ミネソタ大の研究チームが、有力天文誌
アストロフィジカルジャーナルに近く発表する。

 米国立電波天文台の大型電波望遠鏡VLA(ニューメキシコ州)と、米航空宇宙局
(NASA)のマイクロ波観測衛星のデータを解析。地球から60億~100億光年のあたりに、
直径が10億光年という途方もなく大きい「穴」があるらしいことがわかった。

 星や銀河、ガスなどはもちろん、謎の多い暗黒物質(ダークマター)も存在しないとみられる。
この種の「穴」が宇宙のあちこちに散らばっていることは以前から知られていたが、今回の「穴」
の規模について研究チームは「想定していたものの1000倍にもなる」とAP通信に語った。



http://www.asahi.com/science/update/0825/TKY200708250063.html

 

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